ヒートショック関連で入浴中に亡くなられる方は、交通事故のなんと4倍!
ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が大きく変動することなどが
原因で起こる健康被害です。
入浴事故の8割がヒートショックによって発生しているといわれています。
ヒートショックの原因は家の中で生じる温度差です
温度の急激な変化に伴う血圧の変動は、体に影響を及ぼします。
健康に不安のある人や高齢者は、この変動に体が追い付けず
ヒートショックを起こしてしまうのです。
ヒートショックは冬の寒い時期に発生しています。
1日のうちに朝6時~8時のトイレに行くとき(実は朝のトイレは温度が低いのです)
もっとも多く発生している時間帯は18時~20時の入浴時です。
上記グラフでは平成25年度の交通事故死亡者数で
年間約4,400人と警視庁から発表されています。
昨年度令和4年度(2022年)の発表では
年間2,610人と発表されています。
交通事故は飲酒運転の厳罰化や高齢者の免許返納制度などで
交通事故撲滅の機運が高まっているため死亡者数は減少傾向です。
もはやヒートショックは我々の身近に迫る問題となっています。
暖かい部屋から寒い部屋へ行き来する際、部屋間に大きな温度差がある場合は
体の負担が大きく、血圧の上下変動によりヒートショックは起こる可能性が高まります。
上図は20代の健康な男性の冬場における入浴中の血圧変化の推移グラフです。
リビング~脱衣所で服を脱いだ時には血圧は125→165と40も上昇しています。
そこから湯舟につかって10分経つと165→103と一気に60近く血圧が下降します。
この血圧の上下変動がヒートショックを起こす理由なのです。
ヒートショック対策としてできることは
部屋間の温度差を窓の断熱などで軽減し、リスクを未然に抑えること
が肝心です。
暖かいリビングから脱衣所、浴室、トイレと温度差をなくすことが第一です。
窓から冷気が入ってこないように窓の断熱性を高めることが効果的です。
窓を二重窓にしたり外窓を交換したりすることで断熱性はアップします。
浴室が寒いと思って浴室全体のリフォームの相談を受けます。
まず、浴室に窓があれば「浴室冷え」の要因の1つです。
リビングから脱衣所、浴室と
「健幸導線」の断熱性アップを窓から行いましょう!